なんて、おおげさなこといってるけど、
うそです><;
ま、なんのことかは気づいた人だけ、ってことで(’’b

休日7日目。
やったことは、
起きて、
本読んで、
掃除洗濯食器洗い、
本読んで、
バイト、
IRCでチャット(いや、ROMw
本読んで、
そして、寝る。

有意義なのか、ちょっと疑いたいところですが、
まぁ、きっと有意義に過ごせてるんでしょう(’’

さて、ひとつだけ、めも。
最近のマイテーマは、
「民主主義」「デモ」「異文化理解」「ノンケvsゲイ」
なのですが、
「デモ」について少々。

みなさん、「デモ」と聞いて何を連想するでしょうか?

ある人は、労働組合を思い浮かべるでしょう。
ある人は、先日のイラク戦争の反対集会かもしれません。
またある人は、デモ?共闘か?’60?と言うかもしれません。

goo辞書いわく、
「デモ」とは、

デモンストレーションの略。示威運動。また、特に、デモ行進のこと。
「―に加わる」「―隊」

だそうです。

さて、私は、「デモ」といわれてまず思い出すのが、
東京で実際に見たデモです。
どういった内容のデモかというと、
被差別部落の方のデモでした。
「狭山事件〜」とか、そういった旗を掲げた人の列が、
延々と一車線借りて進んでいくのです。
警察官が周りに気配りながら、
ひたすら旗を掲げ、進んでいくのです。

シュプレヒコールがあがっていたかは覚えていません。
記憶にあるのは、のそのそと、
大勢の方が車道をすすんでいったこと。
そして何より、誰もその行進を見ていないこと。

たしか、私は高一だったかと思います。
神谷町の駅前の通りを延々と歩いてく年配の方たち。
そのころ、いわゆるカミングアウト、
なんてことはだーれにもしてませんでした。
学校でハブられるのが怖かったわけです。
まぁ、怖い、という点については今も、なんですけど。

部活の先輩とゲーセンに入り浸り、
図書館にこもっては本を読み、
家に帰っては、ひたすら寝ていた当時、
まるで、キリスト教でいう聖書、
のように繰り返し読んでいた本がありました。
島崎藤村の『破戒』です。

内容は、明治時代、差別がまだまだ激しかった頃の話、
被差別部落出身の教員が、自分の出生を秘密にしながら、
その秘密を絶対に明かすな、という父の言葉に従って、
悶々と生きている瀬川丑松という青年の物語。
まぁ、はしょりまくりますと、
最終的に、瀬川丑松は、自分の秘密を、
自ら明らかにし、
「我は穢多なり」、
そして、学校教員の立場を追われ、
アメリカに移住していくのです。

当時、思ったものです。
いや、今でも思い続けています。
秘密をばらしたら、追われる。
いまの生活は続けられない。

そんな人達のデモだったものですから、
私は、目を見張ったものです。
そして、こんなに大勢の人が歩いているのに、
誰も見ていない、気にかけていないのに
ショックを覚えたものです。
日本人で、こういったデモが今でも行われている事を
知っている人がどれくらいいるのでしょう。

さて、話は「デモ」に戻ります。
先日の日記で、
「民主主義が働いている=デモ(≠暴動)を
 広く他人にアピールする形で自由に行える権利が
 保証されていることが少なくとも必要、
 とすることの妥当性はいかほどか」
と書き込んでみました。

この真意は何か、というと、
「デモ」、意味は示威運動、のはずなのに、
例えば被差別部落の方のデモ、については、
だーれも知らない。
示威運動になってない。
なぜ、示威運動になっていないのかというと、
考えられる理由はただ一点、
「マスメディアが取り上げない」

マスメディアは、ただのデモなんて
視聴者が見たがるわけでもないから、
取り上げない。
スポンサーの中には、差別主義者もいるだろうし、
流したとこで何もいいことがない。
スポンサーに離れられたなんてことがあったら、
民放にとっては致命傷でしょう。

ただのデモ、じゃなきゃメディアはこぞって取り上げます。
そう、例えば暴動に発展したデモなんかは、
間違いなく扱われるでしょう。
車をひっくりかえしてみたり、
ショーウィンドウのガラスを割ってみたり、
警官隊からホースで放水されてみたり、
催涙弾打ち込まれようもんなら、
翌日のワイドショーかっさらい間違いなしです。

デモ、という形にこだわらずも、
マイノリティーからの主張があがったときに、
メディアが取り上げ国民に広く議論の余地を
用意しないことには、コンセンサスなど作りようがありません。

これから先、日本が移民を大量に受け入れることになったら、
当然、いろんな宗教の人たち、
特に貧しい地域であるアジア、アフリカの人たちがくるでしょう。
仮にイスラム教を例に挙げますが、
ヨーロッパ先進諸国、第二次世界大戦後、
移民を大量に受け入れた国ばかりです。
それらの国では、いま、問題が浮上しています。

最近、岩波新書の「ヨーロッパとイスラーム」で
取り上げられて、私も知ったのですが、
いま、例えばドイツ、フランス、オランダなどでは、
既存社会vsイスラム移民社会という問題が
浮上しているそうです。
大変おおざっぱな感想で申し訳ないのですが、
私のこの本を読んだ感想、また、
アイルランド紛争について調べた感想から、
既存社会は移民に対して冷たかったから、
こうなったんだ、というものがあります。

私は、別に、移民の主張を聞き入れなかったから、
いけないんだ、といいたいのではありません。
既存社会と移民の間で、議論の場が設けられ、
つまり、既存社会の主張を移民側が議論し、
移民側の主張を既存社会も議論して、
コンセンサスを導く、というプロセスがなかったせいだ、
と私は思ったのです。

日本に戻りますが、この先移民を受け入れるとしても、
そこには、議論の場を提供するようなメディアが
存在しているのでしょうか?
なかったら、ヨーロッパでの移民問題が
日本にも起こるのではないのでしょうか?

そこで提案します。
NHKさん、がんばってください(ぁ
受信料払ってる人も、こういった情報は必ず有用なはずです。
ぜひ、デモ情報等、こまめに流してください。
私は、NHKスペシャルをよく見ています。
最近も、データマップ63億人の地図というドキュメント、
大変興味深く見させてもらってます。
国内問題についても、もそっとやってもいいではないですか?

P.S.「デモ」についてメモ
メモ書こうと思ってたら、つい、長文にt
・「デモ」というと、共闘のイメージが強くないですか?
 ヘルメットかぶって、放水かけられてそうな。

P.S.教員について
同性愛者が教師として、自分の子供を教えることを
快く思う親はどれくらいいるだろうか。
来年、小学校の採用試験を受けるつもりの
ビアンの友達がいるが、
彼女は隠しておくべきか悩んでいるそうだ。

自分自身についても、いま、塾でバイトしてるわけだが、
バイト先の講師が同性愛者だと知ったら、
どう思われるだろうか。
ちなみに、以前私の塾では、
カミングアウトした講師が一人やめている。
そういった情報って、なぜか回ってくるのよねw

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